シェルチェアのエルゴノミックデザインを最大限に活かす座り方①座骨の角度に要注意!

イームズシェルチェアのエルゴノミックデザインを最大限に引き出す座り方①
座骨の角度に要注意?!「イームズ シェルチェア 疲れる」は本当か?

 

日本語でイームズシェルチェアを検索をすると、キーワードの中に、「イームズ シェルチェア 疲れる」というワードが出てくることにみなさまお気づきですか。

 

個人の好みや体格などの差がある話とは思いますが、実は私もイームズシェルチェアに座ると疲れる一人でした。

どうしてだったのでしょうか?

 

イームズシェルチェアは、1850年にチャールズ&レイ・イームズ夫妻によってデザイン、ハーマンミラー社によって発売されたミッドセンチュリー時代を代表する椅子です。

 

「デザイン性に優れ、安価で量産できること」を目的として、FRPや樹脂素材も用いた背面一体型で成型されています。

 

一体成型により成型された流線型の美しいフォルムは、快適な座り心地を目指し、座った時に身体のラインに沿ってゆっくりと包み込まれるような仕様になっています。

 

この人間工学に基づいたデザインは「エルゴノミックデザイン、エルゴノミクス」と呼ばれ、近年では文化や老若男女の違いに関わりなく誰でも使える設計、デザインであることを表す「ユニバーサルデザイン」と並んで、工業デザインの分野で重要なキーワードとして使われることが増えています。

 

日本で近年人気のある「エルゴ」という赤ちゃん用の抱っこ紐も「人間工学に基づく」機能とデザインを表すことからこの名がついていますね。

 

「エルゴノミックデザイン」は人の姿勢の研究に基づくデザインを既成品に取り入れたイームズシェルチェアの大きな魅力の一つですが、疲れた時を振り返ってみると座る際に、この流線型の形を活かしきれずに、姿勢がくずれていることがありました。

 

具体的には、座骨の角度が前に倒れて反り腰になったり、後ろに傾いて猫背になったり、座り方が大きく影響をしていました。折角シェルチェアに座るのですから、座る際は座骨の角度に要注意。座骨を立てて、シェルチェアのエルゴノミックデザインを最大限に活かして座りたいものです。

では、シェルチェアで座骨の角度が前後に倒れるときは、どのような時だったのでしょうか?

 

その②へ続きます。

 

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